女性のように生まれたら

Web

 

 

僕の性別は心も体も『男性』。そして、もちろん男に生まれてきて良かったと思っている。でも、誤解しないで聞いてほしいが、時々こんなことを思うときがある。『自分が女子だったらよかったのになぁ。』

 

気持ち悪いだろうか。でも、これ以上ないほど素直な感情かもしれない。だって、僕にとって男はすごく弱いし、子供だし、カッコ悪い生き物だ。自分のことを見てみればよくわかる。こんなに筋肉があるのに、心はポキっと折れる。それに、ちょっと褒められただけで調子に乗り、失敗すれば涙が止まらない。そしてその度に、僕は女性に励まされてきた。時々めんどくさいこともあるけれど、女性は僕にはないものをたくさん持っていて、不思議な生き物だ。女性にあるものを自分が持っていればどれだけ強く、賢く、美しく生きられるだろうか。家庭のことで悩んだとき、将来の不安で追い込まれたとき、孤独を感じたとき…。母や先輩や、同級生、祖母や先生や、彼女などみんな厳しく、優しく叱ってくれた。

 

もともと離婚があり、家庭が女性ばかりのこともあって、女性らしい部分があると周りには言われる。そのせいか、女性の言葉の意味がよくわかり、深く感化されているのかもしれない。だからこそ、男でありながら、少しだけ女性のように生きたいと思う。そして、いつかはこれまで出逢った女性を招待して、みんなに楽しんでもらえる最高のイベントを企画することがここでしか語れない、僕のひとつの夢である。

学生取材新聞編集部