転職ってキャリアアップじゃない@サイバーエージェント

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若手の活躍が目立つサイバーエージェントで、渡邊大介さんは入社当時、2年間も部署が定まらなかった。生意気を通り越して無礼だったのが原因だった。同期においていかれ、仕事が無くなる危機に直面した渡邊さんは徐々に自分を変化させていく。そして気がつくと、模範的なリーダーのひとりへと這い上がっていた。

 

昨今では、若手社員の早期離職が問題視されているが、渡邊さんのように9年もの長い時間をかけて会社を支える人間になるというのは、簡単な話ではない。サイバーエージェントのように積極的に若手にチャンスを与える企業に入社したとしても、チャンスが回ってこないこともある。もちろん結果が出ないこともある。そんなとき、今の学生はどんな選択をするだろう。みんながみんな、転職=キャリアアップと考えて、転職や異動等でより結果を出せる可能性がある環境へといく人も多いだろう。でも、どこの会社なら活躍できそうとか、何が自分に向いているとか、そういうことで次を考えるのではなく、大事なのは、ひたむきに頑張って悩んでいく過程なんじゃないかと思うのだけど。

 

「転職の話きたけど断ってますよ。いまの学生について言えば、就職がゴールと思っている学生がまだ多いと思う。企業に入ればもっと大変なことがあるし、それだって本気で自分と向き合えばどうにでもなる」。渡邊さんの言葉は、僕の中での当たり前を大きく変化させた。

 

法政大学 守屋輝一

 

学生取材新聞編集部