自分より他人@アデランス

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何か今の世の中、自分、自分ってことばかりが目につく。自分が良ければ……でも、でも、最近、思うことがある、他人が幸せになることが、一番自分が幸せなことなんじゃないかと。アデランスで働く達家さんはなぜ働くのかという問いに対して、「必要とされているから」と答えた。

 

達家さんは海外の工場の生産管理を担当されている。アジア各地の工場を3ヶ月に1回まわって、時間通りに求められる品質のものが出来ているかどうか管理をしているそうだ。1カ国の滞在日数は1日〜2日というハードスケジュールも多く、時差に苦しむことも、家族に会えなくて寂しく感じることもある。それでも達家さんが海外に行く理由は必要としてくれている人たちがいるからだ。現地の人と同じ釜の飯を食べ、同じ部屋の生活を経験し家族のように信頼している現地工場の人々が自分を待ってくれているからだ。アデランスは良い品質のウィッグをできるだけ多く作る為に海外工場が必要、現地の人たちは家族を養うためにアデランスの仕事が必要。必要とされている人が必要としている人と繋がる、そんな人と人との繋がりが、仕事のやりがいになっていく。

 

人は一人では生きていけない。だからこそ、自分と関わっている人、大切にしたいと思える人の為に何かをしたいという気持ちは絶対に忘れてはいけないと思う。他人の幸せと自分の幸せを繋げて考えながら働く、そんな単純なことが一番難しいことなのかもしれない。

 

法政大学 大澤香織

 

学生取材新聞編集部