人生山なし谷なし??@リコー

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仕事は常にワクワクしたい。今、就活をしている私の正直な気持ちだ。しかし、そんな私にひとつの考えるきっかけを与えてくれたのが、リコーで働く前田さんだ。前田さんは「人事の仕事は山なし、谷なし」と言った。この言葉に対して、はじめは成功や失敗などが感じずらく、表に出ない仕事は楽しいの?と疑問だったが、話を聞いていると違うことに気付いた。人事の仕事は就活生が考えるような採用の仕事だけではなく、人の評価や制度の改革などもある。当然その中には企業の核を支えるような影響力の大きい仕事などもある。リコーは10万人以上の大企業、そこには国籍も違えば、様々な個性を持つ人、その家族の人生など、とても大きなものを抱えている。そんな人事の仕事は、楽しさという言葉だけではまったくはかることができないと感じた。人事歴20年の前田さんのやってきた仕事は、責任や覚悟が備わっていないとできないのだ。

 

働くことは自分の人生をワクワクするものや自己実現と考えていた私には、他の人の人生を左右すること、周りの人ベースの仕事という視点は持っていなかった。自分ベースではなく、周りベース。こういった考えを持っている人は学生にはまだあまりいないと思う。表舞台に出て自分の夢を実現することだけが働くことではないのだ。企業を背負うという責任も働くことの一つなのだ。自分が何をやりたいかばかりでなく、周りに対してどういうことを背負いたいかという視点も大事ではないか、と自分を棚に上げて問いかけたい。

 

早稲田大学 織茂直之

 

学生取材新聞編集部