福祉施設で気づいた自分の原点@シダックス

shidax

 

父親が入院した際の病院食に不満を感じていた長澤さんが入社したのは、シダックス。カラオケの会社だが、実は施設に給食サービスを提供する会社でもある。若手時代、長澤さんはあるとき利用者から突然「マズい」と給食をぶちまけられた。「一生懸命仕事をしていても、お客さんから不満が出てくることもある。そのときはハッとしました」。

 

そんなことがあっても、美味しいと本当に喜んでくれる給食を提供したいという想いは変わらない。そのために、何度も利用者に給食についての意見を直接聞いた。「利用者が給食を美味しいと嬉しそうに食べる顔を見たときは、本当に嬉しかったです。その嬉しいと言ってくれた人の顔が、まるで父親の笑顔に見えたんです」。

 

私たちは就職活動の際に「こんなことをやりたい」とか「この仕事を通して社会に貢献したい」などとよく語っている。しかし、私が今まで出会った働く人からは、そんなことは聞かない。むしろ、売上やシェアといった数値目標のような話ばかりである。このギャップを感じていたとき、長澤さんからお話を伺った。もちろん、どのように利益を出すかを考えることが重要なのかもしれないが、やはり働く楽しさは、困っている人の不満を解消して、喜んでもらうことにあるだろう。いつかは私も働くようになるが、このことを教訓に、想いを大切にして働いていきたい。

 

早稲田大学 萬羽里映

 

学生取材新聞編集部