20代の若手社員が、取引先の社長に頭を下げられた!@郵船ロジスティクス

yusenrijisu

 

就職活動をしていると「人柄採用」なる言葉に出会うことがある。しかし、人柄がいい人と働きたいなんて当然だろうと、わざわざ大きく打ち出してくるのを不思議に感じていた。斎藤さんが営業を担当していたときの話だ。取引先の商社は、ある自動車メーカーのために海外からゴム製品の材料を輸入していた。ところが、現地の輸出規制が変更され、従来の方法では輸送ができなくなってしまった。なんとか輸出できないかと頼まれたが、手段が無く、断ろうとしたときだった。

 

まだ20代の若手だった斎藤さんのもとへ、メーカーの社長さんが直々にお願いに来られたのだ。材料が輸出されないと、メーカーは製品を作れず経営を左右され、客先にも迷惑をかけてしまう。熱弁する社長さんにやられ、再度検討が始まった。最終的に、必要な手順を踏み奇跡的に輸出されたのだが、これは社長さんの熱意がもたらした結末だ。「最後は人だとはよく聞く話かもしれませんが、300%そう言えると思います。魅力的な人は助けたくなります、やっぱり」。

 

人柄を見るとは、一緒に仕事がしやすそうな人がいいな、なんてものかと思っていた。しかし、どんな仕事でも最後の決定打は人間。その人と仕事を成功させたいと思うかどうかが、仕事の結末を決めるのだ。 わたしも、あの人に言われたら仕方ないなぁなんて風になりたい。無理難題を引き受けた逸話の一つも作ってみたい。自分がどんな人間かで結果が決まるのならば、働くってちょっと面白そうかもしれない。

 

慶應大学 籾山あやの

学生取材新聞編集部